中学受験 勉強法

中学受験の実質的な競争レベルは変わらない

必勝の鉢巻をつけている小学生

首都圏模試センターの推計によると、2012年における首都圏での中学受験者数は45,200人でした。小学校卒業者数は305,329名だったので6.7人に1人が受験していることになります。首都圏以外でも全国的に中高一貫校の定員は増加傾向で中学受験は小学校卒業後の進路として特別なものではなくなりました。

受験者数は2007年をピークに景気低迷を受けて減少傾向にありますが、主に受験者数の減少が深刻なのは偏差値が下位の学校であることや、安全志向により安全圏の学校を受ける受験生も増えているため、実質的な競争のレベルは変わらないと考えた方がいいでしょう。また定員割れしていても不合格者が出る学校もあります。

さて、お子さまが中学受験をするご家庭にとって大きな問題は「受験勉強をどうするのか?」ということです。ご存知のようにほとんどの入試問題は小学校で習う内容だけ理解していても対応できません。最も一般的なのは進学塾に通うことですが、お子さまの性格や学力によっては合わないこともあり、当たり前ですが誰もが成績アップや志望校合格を果たせるわけではありません。


進学塾の不安なところ

一般的な中学受験の進学塾に対してあげられる不安な点として下記のようなことがあります。

1.過度な競争主義
多くの進学塾では学力別のクラス分けや、テストの順位による席順決めに代表される「序列」付けが行われています。また成績が壁一面に貼り出されることも当たり前の光景です。

2.詰め込み教育
大量の課題をこなすことを要求される上に、毎週の確認テストがあり毎月のように模試があります。そのため一度学習についていけなくなったり基礎学力に不安があると、成績は伸びるどころが落ちる一方になりがちです。

3.合格実績への執着
有名中学校への合格実績を進学塾の業績に大きな影響を与えます。春先の塾の広告などを見るとその重要性が理解できます。成績上位層の合格実績を重視するあまりついていけない生徒はないがしろになることもあります。

このように進学塾とは、出来るだけ成績が上位の生徒を集めて、出来る子に合わせて作られたカリキュラムによって、厳しく競争させることで難関中学校への合格者を出すシステムになっています。ですから、お子さまに学習への強い意欲があり、周りとの競争も楽しめるタイプであり、かつ学力上位層なら進学塾は最適な選択かもしれません。

しかし、もしもそうでないなら・・・。

「友達も通っているから」「何となく不安だから」「他にどうしたらいいのかわからないから」というだけの理由で進学塾を選んでしまうと、中学入試は残念な結果に終わってしまうかもしれません。

進学塾に頼らない中学受験。お子さまの個性に合わせた受験勉強のやり方があります。

中学受験と家庭学習の重要性

勉強している小学生

中学受験のために進学塾に通っても、成績が上がる子と上がらない子がいます。同じ塾に通い、同じ教材を使い、同じ講師の授業を受け、同じように勉強をしているにも関わらず差がつくのが現実です。どうしてでしょうか?

最大の理由は基礎学力と自分で考える力が不足しているからです。

そもそも進学塾は補習塾ではありません。基礎基本から懇切丁寧に指導をしてくれるわけではありません。基礎学力があることを前提とした受験のための学習をする場所です。

ですから、

・家庭学習の習慣が身についている。
・自分なりの勉強の方法がわかっている。

という最低限のことができた上で、基礎がしっかりできていないと進学塾に通っても効果は期待できません。

それからもう一つ。意外にも進学塾に通っている中には「自分で考える力が弱い子」が多いのです。具体的には、塾での授業中はわかったはずなのに、数日後の確認テストになるともう忘れている。のようにに"わかったつもり"になっている子がとても多いのです。確かに進学塾の授業ではわかる気がするのです。ところが一方的に授業を聞いているときに、わかった気がするのと、本当に理解して、試験でも解答できるのとは全く違います。

やはり、まずは自分で考える力を家庭学習で身につけていないと、合格につながる学力は身につかないのです。このように中学受験においては、合格か不合格を分けるのは家庭学習にどう取り組んで、何を身につけるかに懸っているのです。

合格できる家庭学習のやり方を知りたい方はこちら


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